
逸品「食材」
ブランドポークの聖地「新潟」の新ブランド豚『純白のビアンカ』とは?
全国の肉の消費傾向には地域差があり、豚肉は東、牛肉は西で消費量が多いです。家計調査によると、その東日本の中でも、新潟県内の豚肉消費量は毎年全国トップクラスで、比例するかの様に生産されるブランド豚の種類も多いそうです。
今回は、そんな豚肉が大好きな新潟県民が注目している新しいブランド豚「純白のビアンカ」についてご紹介します。
目次
新ブランド豚「純白のビアンカ」とは?
新潟県は、豚肉の消費量が全国トップクラスということで、新潟県民は豚肉が多く好まれます。そのためか新潟県には、「越後もち豚」や「津南ポーク」をはじめ、数多くのブランド豚が生産されています。
そんな中、最近注目を集めているのが佐藤食肉のブランド豚「純白のビアンカ」です。
ここでは「純白のビアンカ」とはどんな豚肉かをご紹介します。
「純白のビアンカ」の特徴
「純白のビアンカ」を生産しているのは、新潟県阿賀野市にある”株式会社 佐藤食肉”です。同じく阿賀野市にあります人気ヨーグルト店”ヤスダヨーグルト”、”長岡牧場”とタッグを組んで商品化されました。
ブランド豚なのに、“豚”や“ポーク”といったワードが入っていないネーミングの為、初めて聞く人にはこれが豚肉と気が付かないかもしれません。
「純白のビアンカ」というネーミングは、ビアンカはイタリア語で”白”という意味があり、ホエイ(ヨーグルトの表面に出てくる白い液体=乳清)の白と、雪国の白い景色をイメージして名付けられたそうです。
味の特徴は、香り高くさっぱりとした上品な甘味を持つところです。
この特徴に注目した、新潟市を中心とした多くの飲食店が「純白のビアンカ」を豚肉料理の食材として取り入れています。ちなみに、背脂を使用したラーメン店も昨年オープンし、大きな話題を呼んでいるようです。
なお、新潟県内の他のブランド肉はこちらからもチェックできます。
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「純白のビアンカ」の飼育法
豚肉の美味しさは豚の系統や飼育環境、そして与えられる飼料で違うと言われています。「純白のビアンカ」の最大の特徴は、ヨーグルトの製造過程でできるホエイを飼料として与えられていることです。
栄養価の高い乳酸菌により、餌の消化・吸収が良くなり健康的な豚に育つそうです。
「純白のビアンカ」の栄養素
豚肉というと、脂身が多いイメージで敬遠しがちの方もいるかもしれませんが、
ビタミンB1をはじめ、鉄、リン、カリウムが豊富に含まれているので疲労回復の効果があり、夏バテ解消や寒い冬の体調管理にも良いと言われています。
ここでは「純白のビアンカ」の栄養素についてご紹介します。
ビタミンB1
ビタミンB1の主な働きは、糖質からのエネルギー産生と、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをします。
また、糖質を栄養源として使っている脳神経系の正常な働きにも関係しているそうです。
不足すると糖質から上手くエネルギーを作れないため、体のだるさや食欲不振などの症状が出ます。
そのためビタミンB1を豊富に含んだ豚肉は、夏バテ解消や冬の体調管理にぴったりの食材だと言われています。
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オレイン酸(脂肪酸)
脂身に多く含まれるオレイン酸には、血中のコレステロール値を下げる効果があります。
オレイン酸は不飽和脂肪酸に分類され、オリーブオイルなどに多く含まれる栄養素です。
オリーブの原産地である地中海沿岸の人は心筋梗塞の発症率が低いという研究結果もあり、
生活習慣病を予防する栄養素として注目されているようです。
おすすめの調理法
美味しく栄養価の高い「純白のビアンカ」。
ここではそんな「純白のビアンカ」のおすすめ調理法をご紹介します。
「純白のビアンカ」の生姜焼き
玉ねぎと合わせて食べると、豚肉のビタミンB1の吸収はさらに良くなります。
そのため玉ねぎの入った生姜焼きはとても理にかなっています。
ビタミンB1は水溶性なので、玉ねぎを炒めすぎて水分が出ない様、先に豚肉に火を入れてからサッと炒めましょう。
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「純白のビアンカ」の冷しゃぶ
豚肉を茹でる際、いきなり熱湯に入れると肉質が固くなってしまいます。
お湯を沸騰させたら、70°C~80°Cまで冷ましてからお肉を入れて、1分ほど火を通しましょう。
熱湯で茹でるとお肉が真っ白になりますが、ゆっくりと火を通す事でうっすらとピンク色に仕上がり、しっとりと柔らかな肉質になります。
ここでも玉ねぎのスライスなどを添えれば、ビタミンB1の吸収がアップできて嬉しいですね。
通販でも買える?気になるお値段と販売・仕入先
魅力たっぷりの「純白のビアンカ」ですが、通販などで新潟以外でも販売されているのか気になるところですよね。
ここでは気になるお値段や販売・仕入先をご紹介します。
新潟直送計画
こちらでは“豚バラしゃぶしゃぶ用500g”が販売価格¥3,280(送料・税込)で販売されています。
他にも色々な部位や用途に合わせた商品が揃っています。
中でもトマホーク(骨付き豚ロース肉)は見た目のインパクトもあり喜ばれそうな商品です。
米どころ新潟 味噌醤油の店 山田屋
明治24年創業の味噌・醤油屋さんが手がけるのは、“雪国ぶた味噌ステーキ”です。
新潟産米、新潟特産大豆で造る、新潟米仕込味噌「延齢」と山田屋の甘酒で醸す漬け床で仕上げた
“ALL NIIGATA”
の一品です。販売価格は1枚¥886(税込)とお試ししやすいのも嬉しいです。
結びに
新潟県民だけでなく多方面から注文される新ブランド豚「純白のビアンカ」。
お肉屋さんとヨーグルト屋さんがタッグを組んで産まれた新ブランドは、
これからも色々なお店とコラボして加工品も増えてくるかもしれませんね。
是非「純白のビアンカ」の今後にもご注目ください。