逸品「食材」
ベテラン漁師のお墨付き。鮮度が自慢の「青刀さんま」とは?
お客様がお店でメニューを選ぶ際「ブランドの食品を使っていること」が選択の理由の一つにあります。
皆さんのなかにも、ブランド名に魅力を感じ、食材を購入した経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
安心・安全であることや、おいしさを伝えるため、生産者は様々なブランドを作っています。
食肉や生鮮食品の他、近年では鮮魚にもブランド品が登場し始めています。
今回は、鮮魚のなかでも、「さんま」のブランド品として知られる「青刀さんま」について詳しくご紹介いたします。
目次
青刀さんまとは?
「青刀さんま」は、一年の中で最も美味しい時期に水揚げされたさんまの中で、鮮度や形がよいものだけを厳選したさんまの「ブランド品」です。
青く光り輝くその姿から、「青刀(せいとう)さんま」と名づけられました。
ベテラン漁師の目利きによって、水揚げ後すぐに船上で選別された青刀さんまは、その鮮度と形を守るため、細部まで手の届いたケアを施されて出荷されます。
鮮度と形が守られ、おいしさが保証されたさんまだけが「青刀さんま」として消費者のもとへ届けられているのです。
青刀さんまの産地
青刀さんまは、北海道釧路市で水揚げされます。
道内では、釧路市のほかにもさんまを特産物として扱う地域がありますが、釧路市では「鮮度」にこだわることで他地域との差別化を図っています。
釧路市のさんまについては以下の釧路市漁港組合様のHPよりご覧ください。
青刀さんまの旬
青刀さんまの旬は、ほかのさんまと同様で、8月下旬~10月上旬頃です。
毎年夏の終わりころから、脂の乗ったさんまを楽しむことができます。
青刀さんまの栄養分と効能
青刀さんまは、脂の乗りがとても良いことも特徴としてあげられます。
さんまの脂には、DHAやEPAといった必須脂肪酸が含まれています。
このほか、貧血予防に効果のある鉄や、粘膜の保護に役立つビタミンAなど様々な栄養素を含んでいます。
一般的なさんまと青刀さんまの違いは?
品質が高いと言われる青刀さんま。一般的なさんまと何が違うのでしょうか?
一般的なさんまと青刀さんまの違い1『鮮度』
第一に「鮮度」が違います。一般的なさんまは内臓などは調理の際に用いられることはありませんが、青刀さんまはとても新鮮な状態で手に入るので、傷みやすい内蔵までおいしく食べることができます。
一般的なさんまと青刀さんまの違い2『形・目の色』
第二に「形・目の色」が違います。一般的なさんまは多少傷がついていたり、歪みがあったりすることもありますが、青刀さんまは形が刀のように真っすぐな姿をしています。
青刀さんまのオススメの食べ方/調理法
塩焼き
青刀さんまのおすすめの調理法は、塩焼きです。
内臓までおいしい青刀さんまは、塩焼きにして丸ごと食べるのがおすすめです。
グリルやコンロを使ってもおいしいですが、炭火焼きは格別。
遠赤外線の効果で身がふっくらと仕上がり、炭火焼独特の香ばしい香りも楽しむことができます。
刺身
鮮度がよい青刀さんまだからこそ楽しめるのが刺身です。
身の弾力と脂の乗りが感じられ、とてもおいしく食べられます。
形や目の色の質が良いので、尾頭付きで提供すれば、見栄えもよくお客様にも満足していただけますね。
また、表面を炙ると香ばしさがプラスされます。
秋刀魚寿司
青刀さんまは和歌山県の郷土料理でもある、「さんま寿司」にしてもよく合います。
酢飯やさんま寿司ならではのさっぱりとした風味を楽しむことができます。
上記の刺身同様、一尾丸々使用するため、見栄えもより映えます。
レシピについて、詳細を知りたい方は以下をご覧ください。
青刀さんまの通販可能な仕入れ元
青刀さんまは鮮度を非常に重視しているため、通販ではなかなか購入することができません。
しかし、釧路産の新鮮なさんまは、ネット通販を通して購入することができます。
梱包から発送までスピーディに行い、輸送には空輸が用いられている場合もあります。鮮度を保つための工夫が施され配送されています。
どさんこファクトリー 北海道
鮮度のよい食材をいち早くお客様のもとへ届けることをモットーとしています。北海道で採れた四季折々の食材を、鮮度を保ったまま購入することができます。
北海道 旬の幸
北海道東部地域を中心に、旬の食材を全国へ配送しています。仕入れ以外にも、ギフトや贈答用としても利用することができます。
結びに
いかがでしたか?
青刀さんまは、ベテラン漁師が選んだ最高のさんまで、自店舗のお客様にもぜひご紹介していただきたい食材です。
また今回の記事でご紹介した刺身やさんま寿司のようにより映えるレシピも取り入れてみてください。
食材自身が持つ美味しさを生かした料理を提供できれば、お客様の満足度に大きく貢献できますよね。
プロが目利きしたブランドさんまをぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか?
参考資料
またその他秋の味覚については逸品グルメの以下の記事も参考にしてみてくださいね。