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高血圧予防やデトックス効果の『唐芋』とは!?「さつまいも」のこと!

皆さま、唐芋(からいも)という野菜をご存知ですか?
あまり聞き馴染みのない名前なので知らない方も多いかと思われます。
しかしこの唐芋、実は誰でも知っている“ある野菜”の別名なのです。

その“ある野菜”とは、子供からお年寄りまで大好きな「薩摩芋(さつまいも)」。
今回は、なぜ薩摩芋を唐芋と呼ぶのか?唐芋を美味しく食べられる「本当の旬」や豊富に含まれる栄養素など、唐芋に関する様々な情報をご紹介していきます。

なぜ「唐芋」?唐芋の歴史


唐芋とは沖縄や九州地方など、唐芋を多く栽培している地方でのみ呼ばれている名です。
そもそも唐芋の原産国は南米、そこからフィリピン・中国と伝来し、1600年代に中国から現在の沖縄県である琉球王国へと伝わります。
その琉球王国から1705年に鹿児島へ伝わり、中国から伝わった芋なので、中国の王朝であった唐から名をとり、唐芋と呼ばれるようになりました。

その後、唐芋は薩摩藩で精力的に栽培され、そこから全国に広まっていく際に「薩摩藩から広まった芋」なので「薩摩芋」と呼び名が変わっていきました。
現在でも当時の呼び名がそのまま残り、沖縄や九州地方では唐芋と呼ばれ、その他の地域では薩摩芋と呼ばれています。

唐芋を食べるなら秋の終わり〜冬がオススメ

唐芋の収穫は夏の8月頃〜11月頃まで行われます。
しかし、唐芋は一般的な野菜とは少々“旬”が異なります。

春野菜や夏野菜など、旬の野菜はその時期にとれたものをいただくのが一番美味しいと言われていますよね。 唐芋の場合は収穫後2〜3か月程度貯蔵することにより、不要な水分を外へ逃がし、より甘味の増した濃厚でホックリとした唐芋になります。

つまり8月〜11月の2〜3か月後なので、10月〜2月頃までが一番美味しいオススメの“旬”です。

豊富な栄養を手軽にとれる唐芋


唐芋はその豊富な食物繊維やビタミン・カリウムなどで、男性にも女性にも嬉しい効果を発揮してくれます。

加熱で壊れないビタミンC

ビタミンCは疲労回復・風邪予防・美肌効果など、様々な効果を期待できるビタミンとして有名ですが、加熱により僅かですが壊れてしまいます。
ですが唐芋の場合、でんぷんによってビタミンCが守られ、長時間の加熱でもビタミンCが壊れにくいといった特徴があります。
唐芋に含まれるビタミンCは100g中30�と、なんと生パイナップルより多く、りんごの7倍以上のビタミンCが含まれています。

食物繊維+ヤラピンのW効果

食べると腸が活発になると昔から言われている唐芋ですが、それには理由があります。
実は唐芋自体に含まれる食物繊維は、100g単位で見るとそこまで多くありません。

しかし、乾物や軽い野菜などの100gは大量なのに比べ、重い唐芋では輪切り2〜3個程度なので、同じ100gといっても摂取のしやすい唐芋の優秀さがおわかりいただけるかと思います。
また、生の唐芋を切ったときに断面から白い汁が滲み出てきますが、これは唐芋特有の「ヤラピン」という成分で、胃の粘膜を保護し、腸の動きを活発にする働きをします。 効率的に摂取できる食物繊維+ヤラピンのW効果で、便秘解消に効果を発揮します。

高血圧予防に効果的なカリウム

カリウムは体内にもっとも多く存在するミネラルで、筋肉を正常に保つ・むくみを改善するなど、様々な効果を発揮する栄養素です。
また、体内に含まれる不要なナトリウム(塩分)を体外に出し、血圧を下げることができますので、高血圧予防に大きな効果が期待できます。
カリウム不足が続くと、脱力感や消化管・筋肉などに支障が出やすくなってしまいますので、適度にカリウムを摂取することをオススメします。

美味しい唐芋の選び方・保存・調理法

  • 良い唐芋の選び方
  • 良い唐芋を選ぶコツとして、皮の色が均一で鮮やかなもの・全体的に太くふっくらとしているものを選びましょう。
    変色している部分があるものや傷のあるもの、細く痩せている唐芋は避けた方がいいかもしれません。

  • 唐芋の保存方法
  • 唐芋は長期保存が可能な食材ですが、冷蔵庫などで保存すると痛みが早くなります。
    唐芋は九州地方など基本的に暖かい地方で栽培されますので、寒い場所が苦手な作物なのです。
    なので、冷蔵庫ほど低温な場所ではない、10度〜15度程度の冷暗所で保存することが理想です。
    また、唐芋は水分も大敵ですので、長期保存する場合は水洗いなどせず、買ってきた状態のままビニールから出し、新聞紙などでくるんで保存しましょう。
    適切な環境で保存すれば三か月近く美味しい状態が保てますよ。

    唐芋を食べるなら皮ごとがベスト


    栄養素の項目でも取り上げたヤラピンですが、実はこのヤラピンは皮に近い部分に多く含まれています。
    ヤラピンだけではなく、酵素なども豊富に含まれていますので捨てるのはもったいないですよ。
    唐芋の皮はとても薄いので、綺麗に洗ってそのままいただきましょう。

    『唐芋』一筋南薩摩半島の「農業法人唐芋農場」

    100%唐芋でつくった芋蜜「あめんどろ」

    「あめんどろ」という食べ物をご存知でしょうか。
    南薩摩地方の方言で「唐芋でつくる芋蜜」のことを呼ぶ名です。
    唐芋からじっくり煮だした濃厚な芋蜜は、ハチミツのようにとろみがあり、シロップなどと同じように使うことができます。
    その奥深い味わいから、すでに海外で開かれた洋菓子コンテストなどの優勝レシピにも採用されました。
    さらに驚くのはその栄養素。

    抗酸化力はハチミツの約30倍〜40倍、さらには豊富な食物繊維とポリフェノールも含まれます。
    また、低GI値食品である唐芋が原料なので、血糖の上昇を抑える効果も期待できます。
    アレルギーの心配も少なく、無添加なのでお子さんからシニア層まで安心して食べることのできる「あめんどろ」。
    今後、健康志向の方を中心に人気が出ることは間違いないでしょう。

    東京で「唐芋」が食べられる『あめんどろや』