幻のバナナ「もんげーバナナ」
※「もんげーバナナ」のイメージ
岡山県のブランドフルーツ「もんげーバナナ」をご存知でしょうか。
ユニークな名称が目を引く、“幻のバナナ”とされるフルーツです。
今回は幻の「もんげーバナナ」についてご紹介します。
目次
「もんげーバナナ」とは
※「もんげーバナナ」のイメージ
とてもユニークな響の“もんげー”とは、 “すごい” という意味の岡山の言葉です。
ここでは、「もんげーバナナ」はどこが“もんげー”なのかご紹介します。
「もんげーバナナ」の特徴
「もんげーバナナ」は、岡山生まれ、岡山育ち、無農薬栽培のバナナです。
特徴は、一般的なバナナに比べて皮がものすごく薄いことです。
完全無農薬で栽培されているため、なんと皮ごと食べられてしまうそうです。
また、糖度約25度(普通のバナナは18度程度)と非常に高く、ねっとりと粘り気が強く、濃厚で豊かな香りが特徴です。
苗に注目、驚きの育成法
「もんげーバナナ」の栽培方法には、とっておきのこだわりがあります。
そのこだわりとは、バナナの苗を氷点下60度で一度、凍結させることです。
この発想を思いついたのは、株式会社D&Tファームの田中節三さん。
あえて苗を凍らせて苛酷な状況においてみれば、バナナも必死に生き延びようとするのではないか、バナナの底力を引き出してみようと考えたそうで、その発想が見事に成功しました。
“凍結解凍覚醒法”と名付けられたこの方法で、寒さに非常に強くなるだけではなく、成長まで早くなり、かつ育ちの良い、甘味の強いバナナを栽培する方法を完成させました。
「もんげーバナナ」の栄養
※「もんげーバナナ」のイメージ
「もんげーバナナ」は皮ごと食べられるということもあり、栄養も豊富です。
ここでは、実はもちろんのこと、皮まで詰まった「もんげーバナナ」の栄養についてご紹介します。
実の栄養
昔からバナナはスポーツの前など、急いでエネルギーを摂るのに効果的と言われているので、高カロリーだと思われがちです。
しかし、同じ量のご飯やパンなどの主食と比べると、カロリーは半分以下と低カロリーです。
ではなぜエネルギー摂取に効果的と言われるのかというと、バナナに含まれる糖類はブドウ糖、ショ糖、果糖など、種類が豊富なためです。
素早くエネルギーに変わる糖類ですが、それぞれ体内でエネルギーに変わるタイミングが違うため、素早いエネルギー補給ができ、かつ腹持ちが良いそうです。
他にも抗酸化作用のあるポリフェノール、美容にも良いビタミンB群、二日酔いに効くカリウムや葉酸、マグネシウムといった栄養素も多く含み、バランスの取れた食材です。
皮の栄養
一般的に食さないバナナの皮には、トリプトファンと呼ばれる物質が豊富に含まれています。
トリプトファンとは精神を安定させるセロトニン、いわゆるアドレナリンやエンドルフィンを代表する、脳内麻薬と呼ばれる幸せ成分の材料になる物質です。
一説によるとその昔、バナナの皮を乾燥させて、タバコの様に吸ってリラックスする文化もあったそうです。
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「もんげーバナナ」の仕入先
※「もんげーバナナ」のイメージ
「もんげーバナナ」はなかなか手に入らない幻のバナナとも言われ、残念ながら通販まで回す量が確保できないそうです。(類似品が出回ってるそうですが、品質までは保証できません)
今回は、岡山でしか手に入らない「もんげーバナナ」の仕入先をご紹介します。
「おかやま産直市場」
D&Tファームのホームページによると、天満屋岡山本店・地下一階「おかやま産直市場」にて販売されていると紹介されています。
毎週火曜・金曜日に店頭に並ぶそうで、いつも即完売のため地元でもまさに幻のバナナです。
見かけたら急いで手に取ってみてください。
【おかやま産直市場】
【取り扱い商品】野菜・青果物
【住所】岡山市北区表町2-1-1 天満屋岡山本店 地下1階
【営業時間】11:00~18:00
【休日】日曜・祝日
【電話】086-234-3839
結びに
※「もんげーバナナ」のイメージ
名前にインパクトがあり、皮まで食べられる「もんげーバナナ」は甘くて香りが良く、栄養も豊富なまさに“もんげー”なバナナです。
岡山に行ったら、ぜひ幻の「もんげーバナナ」を探してみて下さい。