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風味のよい日本産の「マイヤーレモン」を楽しもう!


レモンととオレンジを交配したマイヤーレモン。一般的なレモンにくらべ酸味が弱くマイルドな味わいのうえ、果汁も豊富な果物です。
輸入ものが大半をしめますが、少ないながら日本産もあり、秋から春(弥生)にかけて出回ります。また、地植えばかりでなく鉢植えでも育てられることから、マイヤーレモンの自家栽培も可能です。
さまざまな料理に使えて風味のよいマイヤーレモン、その魅力に迫ります。

マイヤーレモンとは!?


マイヤーレモンの特徴

マイヤーレモンは、アメリカに果物を導入した人物の名前から名付けられました。メイヤーレモンとも呼ばれ、ミカン科ミカン属の、レモンとオレンジまたはマンダリンオレンジの自然交配種です。

レモンより丸みがある薄い皮の果物で、収穫時の色はグリーンですが、次第にイエローになり、熟すると濃いオレンジ色になります。香りもよく、レモンと比較すると酸味が少なく糖度も高めなので、まろやかな味わいで、強めの酸味を好む人なら、完熟したマイヤーレモンを生食できるでしょう。また、果実ばかりでなく果皮も食べられ、レモンより果汁が多いことも果物の特徴です。

マイヤーレモンの、酸味が少ないものが欲しいなら、濃いめのオレンジ色を選び、さわやかな香りを好むなら、グリーン色が望ましく、果汁を多く含んでいるものを探すなら、重いものを選ぶといいでしょう。

マイヤーレモンの産地

マイヤーレモンは中国が原産で、主要産地は初夏から秋に出回るニュージーランドです。ニュージランド産のマイヤーレモンは、輸入果物でも防カビ剤が未使用とされています。

日本におけるレモンは輸入ものが多く、一説にはレモンの国産は12%とあり、マイヤーレモンになるとさらに少ないです。約9割をしめる三重県に、和歌山県、静岡県、愛媛県、兵庫県などが日本での果物の産地となります。兵庫県の伊丹東野産のマイヤーレモンを、たみまるレモンと呼ぶように、独自のネーミングをつけるところもあり、小笠原諸島の菊池レモンも、マイヤーレモンの系統とされています。

日本産は、青みを帯びたグリーンレモンとして、一般的には10月頃から出荷が始まり、12月から3月頃まではオレンジ色のものが出回っています。国産のマイヤーレモンの旬は冬と考えていいでしょう。

マイヤーレモンの栽培方法

マイヤーレモンは、適度な耐寒性と耐暑性ががあるので比較的育てやすく、暖かい気候を好みます。日本では、沖縄、九州、四国、中国から関東あたりまでが栽培に適するとされている地域です。

地植えのほか鉢植えでも育てられるので、自家栽培をすれば無農薬のレモンを食べることも可能でしょう。また、マイヤーレモンは、白い花が咲き、新葉にも香りが漂い、小ぶりの実で実付きもよいので、食用としてばかりでなく、観賞用としても人気があります。

マイヤーレモンのメリット


成分と効果・効用

マイヤーレモンは、とくに皮に、ポリフェノールの一種のヘスペリジンという成分が含まれています。なかでも、熟する前のグリーンのものに含有量が多いです。そのため、血流改善、自立神経バランス改善、免疫力や抗酸化力アップ、脂質代謝改善、肌質改善などの効用が挙げられます。

さらに、抗ガン作用が期待される、芳香成分のクマリン類も含むとされています。ほかに、レモンの香りには、脳内にα波を生じさせるリモネンという成分が果皮に含まれていて、リラックスしやすく集中力を高めるのにも効果的です。

用途


マイヤーレモンは、サラダの具材などそのままで使えるほか、変色防止として果汁にかけることで食材の保存にも適しています。レモンより風味が柔らかでジューシーな果物は、お料理やお菓子の素材としても扱いやすいです。
また、ミネラルウォーターに入れたり焼酎などお酒に漬け込んで、ひと味ちがう飲み物を楽しむことも可能でしょう。

日本産のマイヤーレモンの購入

日本産のマイヤーレモンは、10月くらいから出回り始め、3月くらいまで市場で見かけます。旬の時期にはやはり国内産を楽しみたいところ。農園から直接購入できるお店を以下に紹介いたします。時期によりマイヤーレモンの色が異なるので、購入の際はお店のサイトなどで確認しましょう。

【たかみ農園】



国内ではマイヤーレモンの名高い産地として知られる、三重県の農園です。パワースポットである世界遺産の熊野古道が通る東紀州で、果物は育てられます。
ワックス、防腐剤、防カビ剤、除草剤、化学肥料を使用せず、農薬を7割減で栽培したこだわりのフルーツを提供。果物そのものばかりでなく、100%果汁ジュース、ポン酢、ドライフルーツ、ジャムなど加工品も購入可能です。
公式:https://www.takaminouen.com/
販売:https://www.takaminouen.com/shop

【平岡農園】



レモン産地として名高い地中海沿岸地方と似た気候である、淡路島にある農園です。マイヤーレモンのほかに、ライム、アレンユーレカ、ミカンも扱っています。
ワックス、除草剤を使用せず、減農薬の栽培は、出荷時の残留農薬検査では検出ゼロの数値がでているそうで、農薬がないような状態とされています。箱詰めには手作業で選別した果物を梱包。出荷は9月下旬頃からなので、ほかより早めに果物を手に入れられるでしょう。
公式:https://www.hiraokanouen.com/
販売:https://www.hiraokanouen.com/?mode=cate&cbid=998847&csid=0

【観音山フルーツガーデン】


和歌山県の農園です。マイヤーレモンのほかに、季節の生フルーツに、加工フルーツがあり、扱っている果物はバラエティに富みます。
鮮度を守るため手による選別、樹を一本ずつ試食して果実を選別、残留農薬を抑えるため、最終農薬散布から収穫までの期間を長くとるなど、7つのこだわりをもって作業。また、果樹園内にフルーツパーラも設けられ、フルーツパフェやサンドイッチも味わえます。
公式:https://www.kannonyama.com/
販売:https://www.kannonyama.com/shopdetail/000000000313/056/P/page1/recommend/

風味豊かなマイヤーレモンの活用を


秋を感じる季節になると、日本産のマイヤーレモンが出回り始めます。風味もよく果実も果皮も丸ごと利用できるので、さまざまな料理に使い勝手がいい果物です。日常の食事に、積極的にマイヤーレモンの活用をしてみてはいかがでしょうか。