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逸品「食材」

長野県は「巨峰」の生産量全国1位。ぶどうの選び方から剥き方までご紹介!!

ぶどうの定番品種といえば「巨峰」。新しい品種がどんどん出てくるなか、いまだにぶどうのシェア1位を維持しています。
巨峰の産地として有名な長野県。施設栽培と露地栽培で長期間、全国に発送されています。
巨峰は甘酸のバランスがよく、1粒1粒が濃厚な味わい。甘いだけではなく、ほどよい酸味がちゃんとあるのが特徴です。果肉はジューシーでプリプリとした食感。

やっぱり「ぶどうと言えば巨峰!」という言われる巨峰の魅力をご紹介します。

巨峰はどんなぶどう?


「巨峰」は、両親が「石原早生」×「センテニアル」で、1945年(昭和20年)に発表された大粒の黒ぶどうです。
民間育種家の大井上康氏によって1937年(昭和12年)から育成され、1942年(昭和17年)に静岡県で誕生。1955年(昭和30年)に商標登録されました。

果皮は紫黒色で、粒は10~15gくらいと大きく、果肉はしまっていて多汁。
香りがよく、甘みが強くてやさしい酸味があります。ぶどうは次々と新品種が登場していますが、巨峰は長年にわたって根強い人気を維持しています。
なお「巨峰」は商標名(商品名)で、品種名は「石原センテニアル」です。巨峰という名前は、このぶどうを開発した研究所から見える富士山にちなんで付けられたそうです。

巨峰の生産地


ぶどうの生産地としてランキングを農林水産省による作物統計から見てみると、フルーツ大国とも呼ばれる山梨県がダントツの1位。ついで長野県、山形県、岡山県と続きます。 巨峰だけの収穫量に絞ると1位が長野県。2位に山梨。そして3位が福岡と続きます。
日本で生産量ナンバーワンの山梨県は、国内ワインの生産地としても知られる地域。ワイン生産用のぶどうが多く育てられていることも、生産量ナンバーワンの背景にあるひとつの要因であると思われます。

長野県は昼夜の気温差が大きく、甘いぶどうが出来るという部分でワイン用のぶどうよりも「巨峰」や「シャインマスカット」、「ナガノパープル」などの食用として生産されれう品種が多いというのも特徴です。
巨峰のシーズンは8月から9月頃。長野県の巨峰は10月ごろまで収穫されています。また、ハウス栽培のものは6月頃から出荷されます。

巨峰・ぶどうの選び方


皮の色づきが濃く、粒が大きくふっくらとしているものがよいでしょう。軸が茶色く枯れているものは収穫してから日が経っているので、なるべく軸が緑色で全体がみずみずしいものがおすすめです。

また、皮に白い粉(ブルーム)が多くついているものほど新鮮です。ブルームはおいしさの証と言われています。粉がとれてテカテカになっているものや、粒落ちが多いものは避けたほうがよいでしょう。

一手間で変わる。ぶどうの保存方法


涼しい冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存します。保存する際は、乾燥しないようラップや新聞紙で包むか、ポリ袋などに入れましょう。日持ちは状態にもよりますが2~4日くらいが目安。鮮度がよいうちに食べましょう。

長期保存したければ冷凍も可能です。軸から粒をはずし(できれば軸を2mmほど残してハサミでカット)、保存用袋などに入れて冷凍庫へ。サッと水につけると皮が簡単にむけて、シャーベット感覚で食べられます。

意外と知られていない「巨峰」の剥き方・食べ方


巨峰は食べる前に水洗いし、皮をむいて果肉だけを食べるのが一般的です。
皮をきれいにむくには、軸とは反対側(軸についていないほう)からむくとよいでしょう。ナイフで十字に軽く切り込みを入れ、そこから皮をむくと比較的きれいにむけます。

巨峰は生食のほか、ジャムに加工したり、皮ごとスムージーにしたり、冷凍してシャーベットのように食べるのものもおすすめです。また粒が大きいのでケーキやタルト、パフェなどのトッピングにしても見栄えします。


岡山県産『シャインマスカット晴王』の最大の特徴はは世界が認める甘さ!

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