逸品「食材」
香りを楽しむなら「丹波松茸」。食通もうなるほどのおいしさ
秋の味覚と言えば種類豊富なきのこ。
その中でも、松茸は別格です。
松茸の歴史は古く、日本最古の和歌集である「万葉集」にも松茸のことを詠んだ詩が残されています。
しかし、年々収穫量が減り、特に国内産の松茸は非常に貴重なものになっています。
今回はそんな貴重な国内産松茸の中でもブランド品として知られる「丹波松茸」について、詳しくご紹介します。
目次
丹波松茸とは?
丹波松茸とは、京都府と兵庫県にまたがる丹波地域で収穫された松茸の事です。
丹波松茸の旬は、9月~10月上旬です。旬の松茸は香りだけでなく、栄養素も豊富です。
旬の松茸には、しいたけやえのきたけよりも多くの食物繊維を含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果があると言われています。
便秘気味の方やおなかの調子が悪い方には、積極的に摂取してもらいたい栄養素です。
丹波松茸の特徴
画像出典元:うまいもんドットコムより
最大の特徴「香り」
丹波松茸は、香りがとても強いことで有名です。本来松茸は、収穫後から時間の経過とともに香りは薄れてきます。しかし、丹波松茸は、収穫後調理されたあとでも香りが強く残り、芳しい香りが料理を通して感じることができます。
肉厚・歯ごたえがよい
国内産松茸のなかでも、丹波松茸は「ブランド品」として、高い品質が評価されています。
最大の特徴である香りのほかに「肉厚」で「歯ごたえがよい」ということも、高評価の理由です。
どのような料理でも自身のもつポテンシャルを最大限に引き出し、主役になる丹波松茸は、食通もうなるほどのおいしさです。
国内産松茸と輸入松茸との違い
国内産松茸と
まず第一に【香り】が違います。
収穫後、時間の経過とともに香りは薄らいできますが、国内産松茸は調理しても香りが強く残ります。松茸の香りを楽しみたいというお客様のニーズには、国内産松茸がおすすめです。
第二に【色味】が違います。
輸入松茸は、火を通すと黒く変色してしまうものがあります。
料理には色の要素が欠かせません。なぜならば、作り手の思いや情熱を色や形で表現することができるからです。
お客様の立場に立って考えてみても、楽しみにしていた松茸が真っ黒で登場したら、がっかりしてしまいますよね。
国内産松茸は、色が変色せず、形も大きいものが多いので、見た目からもおいしさを伝えることができます。
丹波松茸のオススメの食べ方/調理法
松茸は、収穫されたときの状態によって3種類に分けられています。
松茸の笠の部分が開いていない「つぼみ」。反対に笠が開ききっている「開き」。その中間の状態である「中ツボ」。です。
ここからは種類別におすすめの料理をご紹介いたします。
つぼみ
土瓶蒸し
3種類のなかで、香りと旨味のバランスが最も良いとされるのが「つぼみ」です。高級品とされています。
土瓶蒸しのように、出汁と松茸を一緒に蒸せば、香りと旨味を両方楽しむことができます。
焼き松茸
焼き松茸は、つぼみの魅力を引き出してくれる調理法です。歯ごたえがよく、身が柔らかいつぼみは焼くことで香ばしさが加わり、より一層美味しく食べることができます。
開き
松茸ご飯
笠が開いているので、香りをとても強く感じることができる「開き」。香りを楽しむ松茸ご飯に最適です。
手で割いた松茸をそのまま使えば、より見栄えする一品になります。
中つぼ
松茸と和牛のすき焼き
中ツボは様々な料理に合わせやすい食材です。特にすき焼きはおすすめです。
大きめに割いた松茸は、割り下で少し煮ます。
そうすることで、割り下に松茸の香りが残るので、汁まで楽しむことができます。
長めに加熱しても、食感が残るのが国産ならではの特徴です。
丹波松茸の通販可能な仕入れ元
日乃本食産株式会社
地元、兵庫県の豊かな自然が育てた特産物を取り扱っています。
新鮮な丹波松茸を購入することが可能です。
うまいもん ドットコム
食卓においしい感動を届けるということをテーマに、様々な食材を取り扱っています。
松茸のおいしい食べ方や調理法も紹介しています。
結びに
高級食材として知られている、国内産松茸。収穫量は年々減少しています。
その理由は、大気汚染や環境汚染、水質汚染などと言われています。
日本の自然が育む、国内産松茸は魅力がたくさんあります。自然を守り、食材を守ることも今後の取り組みとして力を入れていく必要がありますね。
参考資料