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逸品「食材」

まるで果物!フルーティーな甘みが魅力的なふかうら雪人参とは?

「ふかうら雪人参」は、青森の厳しい冬の寒さの中で熟成された、まるで果物のような濃厚な甘みを持つ人参です。青森県深浦町の農事組合法人舮作(へなし)興農組合により栽培されており、町の特産品として力を入れて生産しています。

ここでは、ふかうら雪人参の特徴や栄養、選び方、保存方法、料理方法などを解説していきますのでぜひ最後までご覧ください。

ふかうら雪人参とは?

画像出典元:ふかうら雪人参HPより

ふかうら雪人参は果物のような甘さが特徴のブランド食材です。

一般の人参の糖度が5~7度(*1)といわれる中、ふかうら雪人参の糖度は9度前後。さらにものによっては12度を超えることもあります。ちなみに糖度12度の果物はりんご、もも、梨などがあります。(*2)

*1、*2 …株式会社ATAGO作成糖度表を参考

そんなふかうら雪人参はどのように誕生し、いつが旬なのでしょうか。産地である「深浦町」の土地柄や、ふかうら雪人参の特徴もあわせて紹介していきます。

ふかうら雪人参はどうやって誕生した?

ふかうら雪人参が誕生したのは約20年前、冬場の雇用の悩みがきっかけでした。

当時冬場の組合では漬けもの用の大根を主力に生産。しかしそれだけでは仕事が少ないため、従業員は季節労働に出て地元を離れなければなりませんでした。

そんな時、冬にたまたま掘り遅れた人参を食べてみたところ、色合いも味わいも通常の人参より増していることを発見。それ以来、冬の収穫に合わせて人参の種をまくようになりました。

そして平成20年には「ふかうら雪人参」の名称を商標登録し、町が誇るブランドにんじんとなったのです。

ふかうら雪人参の産地「深浦町」はどんな土地?

深浦町は、本州最北に位置する人口約11,000人の町で、農業や漁業、観光の盛んな町です。約200haもの広さがあるふかうら雪人参の畑は、標高180m~200mの白神山地の麓に位置しています。

おいしいふかうら雪人参を作るために大切なのは健康な土づくり。深浦町では土壌検査施設を整備することで、農家へ適切な肥料や農薬の使用を指導し、土づくりを支援する体制を作っています。

もともとミネラル成分が多い土地に、さらに定期的に「えん麦」を植える緑肥という方法を用いることで良質な土づくりに努めているのです。

また農薬の使用量についても通常の半分以下に抑えており、平成19年3月には青森県よりエコファーマーに認定されました。

さらに収穫時期の冬場には深浦町の痺れるような冷たい西風が吹かれながら、厳しい環境の中で作業しなければなりません。手作業で一本一本収穫しているという農家の苦労があるからこそおいしい人参を食べることができるのです。

ふかうら雪人参の特徴

ふかうら雪人参は糖度もうまみ成分も一般的な人参よりも高いため、濃厚な甘みと豊かな香りがあるのが特徴です。

通常の人参の収穫は種をまいてから100~110日。しかし、ふかうら雪人参はさらに2ヶ月以上、厳しい冬の土の中で熟成させます。ふかうら雪人参は寒さから身を守るために糖分を蓄えることで、糖度9〜12度の甘い人参になるのです。

またふかうら雪人参はうま味成分や香り成分も豊富です。通常の人参に比べて、約1.8倍のショ糖、約3.9倍のグルタミン酸、約1.8倍のアスパラギン酸、10倍のβ−カリオフェリン(香り成分)が含まれています。

ふかうら雪人参の旬の時期

ふかうら雪人参の旬は1月~2月中旬です。収穫作業は12月〜3月にかけて行われ、その時期に合わせて全国に流通します。

ふかうら雪人参の品種

※ふかうら雪人参のイメージ

ふかうら雪人参として販売されている人参の品種は「らいむ」や「はまべに」です。らいむは、芯まで濃い色になることが特徴で、はまべには糖度が高いのが特徴の人参となっています。


カロテンが豊富!ふかうら雪人参の栄養や効能

※ふかうら雪人参のイメージ

ふかうら雪人参には、抗酸化作用や体内でのビタミンAへの転換、抗発癌作用、免疫力増加作用のある「カロテン」がたっぷりと含まれています。

抗酸化作用とは、たんぱく質や脂質、DNAを酸化させて体の組織に悪影響を及ぼす「活性酸素」を取り除く働きです。

活性酸素はガンや心臓病、老化などにも関係していると言われているので、抗酸化作用があることでさまざまな病気を予防することもできます。

またふかうら雪人参は、一般的な人参と同様に、含まれるカロテンをビタミンAに変化させることも可能です。ビタミンAには、視覚を正常にする作用や成長作用、生殖作用、病気の感染予防の効果があります。

ビタミンAが不足した時に転換されるので、レバーや乳製品、卵、サプリメントなどで過剰摂取することによる頭痛や吐き気、骨や皮膚の変化の心配はありません。

芯・形・サイズに注目!おいしいふかうら雪人参の選び方

※ふかうら雪人参のイメージ

どの商品を選んでも美味しいふかうら雪人参ですが、より一層おいしいふかうら雪人参を選ぶには、芯や形、サイズに注目してみてください。

形は「丸みがあり人参の表面がでこぼこしていない滑らかなもの」、サイズは「250g程度の大きめのもの」を選ぶのがおすすめです。より新鮮で甘い人参を選ぶことができます。

また、輪切りにできる場合は人参の芯にも注目してみましょう。「芯の周りの色が濃い」方が美味しい人参とされています。

冷蔵や冷凍で!ふかうら雪人参の保存方法

※ふかうら雪人参のイメージ

人参の保存の際には、高温多湿、乾燥を防ぐ必要があります。乾燥して水分が抜けることのないよう新聞紙に包み、夏は冷蔵庫、冬は冷暗所で保存しましょう。

また切った人参は、切り口からいたんでしまうので、ラップでしっかり包んでから冷蔵庫で保存することが大切です。

切った後は3日〜4日程度で使い切るのがおすすめです。ふかうら雪人参は一般的な人参と比べ鮮度が短いので早めに使い切るようにしましょう。

さらに、乱切りした人参に関しては冷蔵保存するよりも、下茹でして冷凍した方が食感を保つことができるのでぜひ試してみてください。その際には人参の茹ですぎには注意しましょう。

ふかうら雪人参の下処理の方法

※ふかうら雪人参のイメージ

ふかうら雪人参の下処理の方法は、一般的な人参と同じです。皮を剥いてから茹でて下処理をしていきます。皮の周りには栄養が豊富に含まれているので、できるだけ薄く剥くようにしてください。

サラダやナムル、炒め物などによく合う「千切り」や汁物に合う「いちょう切り」など料理に合わせて切り方も工夫するとより人参の美味しさを堪能できます。

また茹でる時には水から茹でるようにしましょう。緩やかに温度上昇させることで煮崩れを防ぎ火の通りを均一にすることができます。

煮る・炒める・生でも!ふかうら雪人参のおすすめ料理法

人参は、煮る・炒める・焼く・生食などいろいろな料理法で楽しむことができますが、ふかうら雪人参は濃厚な甘みと香りがあるため「生食」で食べるのもとてもおすすめです。以下では、ふかうら雪人参のおすすめ料理法を5つ紹介します。

極上の甘み!ふかうら雪人参のフレッシュジュース

ふかうら雪人参の素材の旨味を一番楽しむことのできる食べ方です。

砂糖などの味付けは一切必要ありません。絞るだけで濃厚な甘みと豊かな香り、まろやかな口当たりを感じることのできる極上のフレッシュジュースが出来上がります。人参独特の青臭さもないのでとても飲みやすいのも魅力的です。

素材の味を楽しむ!ふかうら雪人参のスティックサラダ

スティックサラダは、フレッシュジュースと同様、ふかうら雪人参のそのままの素材の味を楽しむことができる食べ方です。皮を剥いてスティック状に切るだけなので簡単に出来上がります。

ふかうら雪人参の甘さを引き立てるため、味噌や味噌マヨネーズなどしょっぱいソースにつけて食べるのがおすすめです。

深浦町の郷土料理!ふかうら雪人参の子和え

ふかうら雪人参の子和えは、郷土料理として親しまる深浦町のお正月の定番です。

作り方は、細切りのふかうら雪人参を出汁と醤油で煮立て、たらこをほぐしながら加えてさらに煮詰めるだけ。簡単においしく出来上がるおすすめの料理法です。

周辺の海で獲れた新鮮なたらこを使えば、より深浦の魅力の詰まった子和えになります。

カロテンの吸収力アップ!ふかうら雪人参としらたきの炒め物

人参は炒め物とも相性抜群です。食感の異なるしらたきと合わせることで人参の食感と旨味をより楽しむことができます。調理の際には人参の炒めすぎには十分注意しましょう。

旨味を凝縮!ふかうら雪人参のポタージュ

ふかうら雪人参のポタージュは、人参をたっぷりと使った栄養と旨味の凝縮されたスープです。作り方は、以下の通りです。

1.ふかうら雪人参3本を皮を剥いて小さめのサイズに切り、鍋でバターと人参を中火でしんなりするまで炒める

2.塩ひとつまみ、水500cc、コンソメキューブ1/2個、ベーコン1枚を加える

3.火が通ったらベーコンを取り出してブレンダーで滑らかにして牛乳100ccを加える

4.生クリーム、クルトン、パセリ、ブラックペッパー少々をのせて完成

ぜひリンクの動画での作り方を参考にしながら作ってみてください。

ふかうら雪人参と相性のよい食材とは?

※ふかうら雪人参のイメージ

人参に含まれるカロテンは油との相性が抜群です。カロテンは油に溶けやすい性質を持っているため、一緒に摂ることで体への吸収力が上がります。

サラダにはオイルを使ったドレッシングをかけたり、料理の際には油や肉で炒めたりするのがおすすめです。

ふかうら雪人参の販売元や仕入先

※ふかうら雪人参のイメージ

農事組合法人舮作(へなし)興農組合

出典元:農事組合法人舮作(へなし)興農組合

昭和51年設立の農事組合法人 舮作(へなし)興農組合は標高50~200mの海岸段丘地を活用した農業を行うために作られた農事組合法人です。

農事組合法人舮作(へなし)興農組合ではふかうら雪人参の卸売り販売を行っており、時期や数量によって価格や出荷日が変わるので、まずは問い合わせをしてみてください。

結びに

最大で糖度12度を超えることもある、野菜とは思えない甘さが特徴の人参です。厳しい冬の寒さの中で熟成された人参は、旨味成分も一般的な人参より多く含まれています。

より深みのあるおいしいを楽しむには最適な人参なので、ぜひ生食・煮る・炒めるなどさまざまな料理に活用してみてください。

<参考サイト様>


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