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高原野菜といえば長野県川上村の高原レタス「天空のレタス」

 サラダの具材と言われて初めに思い浮かぶ野菜は何ですか?個人的には、レタスは外せない野菜だと思います。シャキシャキした食感はサラダだけでなく、サンドイッチの具材や焼肉に巻いたりしても美味しいですよね。また、レタスの品種改良によって、サニーレタス、サラダ菜、サンチュなど、多くのレタスの仲間もできています。そんな、レタスの収穫量が最も多い都道府県はどこか知っていますか?

レタスの歴史

 レタスはキク科の多年草で、日本名は「乳草(ちしゃ)」と言います。これは、収穫の際にレタスの茎を切ると、断面から白い乳液が出ることから名付けられました。 レタスは野菜として地中海地方、ヨーロッパで古くから栽培され、日本には江戸時代の終わり頃に入ってきたそうです。古くは紀元前のエジプトでも栽培されていて、壁画にもレタスが書かれているそうです。 実はレタスは栽培方法が難しく、生育するのに最適な温度は約15℃前後です。暑い日が続くと成長が止まってしまったり、うまく育たなくなってしまいます。そこで登場するのが高原レタスです。

高原野菜とは

そもそも高原野菜とはどんな野菜かというと、標高1000m〜1500mくらいの高地で栽培される野菜で、高地ならではの、夏でも涼しく、昼と夜の温度差などを利用して作る野菜のことを言います。暑すぎず、寒すぎず、温度や環境に左右されやすい野菜は、高地での栽培が適しています。その発祥は明治時代と言われ、長野県軽井沢周辺に外国人の別荘が増え、その外国人用にキャベツの栽培を地元の農家が始めたのが始まりと言われています。その後、徐々に栽培する野菜の種類が増え、現在ではキャベツ以外にも、レタス、白菜、大根、セロリ、ブロッコリー、アスパラガスなどが高原野菜として栽培されています。 ですから、「高原レタス」という品種のレタスがあるということではなく、長野や群馬などの高原地帯で栽培されたレタスのことを言います。

高原野菜で有名な川上村の「高原レタス」

 “高原野菜発祥の村”という石碑が立つ長野県の川上村。 八ヶ岳の裾野に広がる川上村は標高1000mを超える高い位置にあります。この川上村の特産品は「レタス」。長野県のレタスの出荷量は日本一です。なぜ川上村が日本一になったのでしょうか。 実は川上村は、昔、農業には適さない土地でした。それは八ヶ岳の噴火により溶岩と火山灰が積もってできた土地だったからです。そのため、栄養分がなく土の質が良くありませんでした。そこでまず、川上村の人は、この土地を改良していきました。牛のフンを畑の土に混ぜて栄養のある土地へと変えていたのです。さらにもう一つ決め手となったことがあります。それは、長野県の高原の涼しい気候にレタスが適していたのです。一般に標高が100m高くなると、気温は約1℃下がります。多くの平地や盆地が0〜200m程度に対し、川上村は1185mのところにあります。夏の平均気温は20℃前後、最高気温も30度程度と涼しい気候がレタス栽培に適していたのです。平地と川上村を比べると、夏でも10℃ほどの気温差を生じます。 レタスの出荷量の多い、長野県と茨城県を比べてみると、茨城県は春と秋(3〜5月、10〜11月)は出荷量が多く、夏の暑い時期は(6〜8月)あまり出荷されません。一方長野県は、1〜4月の寒い時期はほとんど出荷されませんが、5月には急激に出荷量が伸び、茨城県の出荷が落ちる暑い時期(5〜9月)に長野県は、出荷を増やしているのです。夏の間は涼しい土地である、長野県のレタスの出荷量が圧倒的です。川上村は、昔は夏の気温がいまよりも低く、米も果樹も不向きな気候のため、農家の方は苦労されていましたが、人々の努力と、涼しい気候をうまく利用して長野県はレタスの出荷量日本一となりました。 レタスは暑さに弱く、夏場に出荷できる地域はそれほど多くなく、出荷量が一番少なくなり、この時期のレタスは価格も上がりますが、この時期に多くのレタスを収穫できる川上村は、年収1000万超えの農家がたくさんいらっしゃるそうです!

川上村産レタス「天空のレタス」

川上村の中でも標高1300〜1400mという、非常に高い高地で栽培されたレタス。一口食べただけで、みずみずしいシャキシャキ感と甘みが口に広がります。美味しい川上うらのレタスの中でもこの地の川上レタスは、また格別な味の濃さと格別の甘みがあります。  それは、この地の水、土、空気の全てが美味しいレタスを生み出す条件を満たしていうからです。レタスの95%は水分でできてい流ので、その土地に急雨臭される水のしつが美味しさを作りカギとなります。この土地は、信濃川の源流にあり、天然のミネラルを豊富に含んだ水で育ちます。また、火山噴出物が長い間に年度かし、有機物を含む柔らかい土で、水はけも良いことから、レタスに適した土地となっています。さらに澄んだ空気によって、レタスはすくすくと光合成を行い成長します。  また、川上村の夏は、朝晩は涼しく日中は爽やかな強い日差しが降り注ぎます。このため昼夜の寒暖差が10度以上あります。この大きな寒暖差によって、レタスの旨味や甘味が増していきます。この低い温度はレタスにとって、秋や冬の到来を感じさせ、より多くの養分を蓄えようと、身の保全のために糖度を増すきっかけとなるのです。このようにして、甘く旨味を豊富に含んだ、シャキシャキとした食感の「天空のレタス」は栽培されています。ぜひ、お試しください。

レタスを長持ちさせる方法

ちなみに。レタスの芯に爪楊枝を何本かさすと、レタスが長持ちするそうです。これはレタスの成長点が芯にあるので、そこを破壊することによって、成長を止め、シャキシャキした状態を長く保つことができるからだそうです。

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