更新日時:2018 年 10 月 24 日 「食材」一覧逸品「食材」産地・エリア肉類・畜産物米沢牛仙台牛宮崎牛佐賀牛石垣牛宮城山形佐賀宮崎沖縄 【特集】ブランド和牛 食べる前に特徴を! 日本のブランド牛肉は世界からも美味しいと高く評価され、注目を集めています。日本にあるブランド牛肉は約200種類以上あります。いくつくらいご存知でしょうか? 特別なブランド牛肉を食べる前に、それぞれの特徴を知っておけば、より一層美味しく食べられるのではないでしょうか。ぜひ、お気に入りのブランド牛肉を見つけていただければと思います。 目次1 米沢牛2 仙台牛3 宮崎牛4 佐賀牛5 石垣牛6 その他 注目の牛肉! 米沢牛 『米沢牛』、松坂牛、神戸牛と並ぶ日本三大和牛の一つ。 山形県米沢市を含む置賜地方で飼育された黒毛和牛で、基準を満たしたものが米沢牛を名乗ることができます。飼料には、稲わら、米ぬか、米、大豆、トウモロコシなどで育てられます。稲わらなどの乾燥した飼料が与えられるため、肉に臭みがつきにくくなります。 『米沢牛』は、30ヶ月以上じっくりと飼育され、肉の赤身は脂身が浸透しており旨みのある肉質です。霜降りがきめ細かく、口の中でとろける感覚が楽しめます。融点の低い脂こそが米沢牛の美味しさの特徴です。 仙台牛 仙台牛生産登録農家によって宮城県内で飼育された黒毛和種で、肉質が最上級の5等級に格付けされた牛肉だけが仙台牛を名乗ることができます。この格付けは、日本で一番厳しい基準となっています。 宮城県は米の生産地としても有名です。仙台牛は、宮城県の清らかな水によって育てられたササニシキや、ひとめぼれなどの稲わらを食べて育ちます。この良質な稲わらをたくさん食べ、およそ3年間をかけて丁寧に育てられます。霜降りになるには綺麗な水と、良質な稲わらは欠かすことができません。 『仙台牛』は柔らかく、口当たりがまろやかで、風味豊かな肉汁が特徴です。この特徴は、仙台牛の霜降りの脂と赤みのバランスも良いためです。肉質にブレが少なく、上質な旨味を楽しむことができます。 宮崎牛 『宮崎牛』は和牛オリンピックで2度の日本一に輝いているブランド牛肉です。また、2018年3月に開かれたアカデミー賞授賞式でのパーティーでも、メニューとして採用され、国際的にも有名となってきているブランド牛です。 宮崎牛は、宮崎県で産まれ宮崎で飼育された黒毛和種であることと、肉質の等級が4等級か5等級に格付けされた牛肉が宮崎牛と名乗ることができます。 宮崎牛最大の特徴は、何と言ってもその肉質と霜降りのバランスの良さにあります。4等級以上の赤身は、適度に締まっており、他の牛にはない滑らかな舌触りと、芳醇なコクが味わえます。きめ細やかな霜降りはとてもジューシーで、口に入れると溶けていく感覚が味わえ、コクがありつつもしつこくなく、赤みとのバランスの良さが際立ちます。 佐賀牛 『佐賀牛』は佐賀県内で飼育される黒毛和種のうち、肉質が5等級もしくは4等級かつ、脂肪交雑という霜降りのレベルを12段階に分ける試験で、7段階以上をクリアした牛肉のみが『佐賀牛』を名乗ることができます。この基準は『仙台牛』についで、日本で2番目に厳しい基準となっています。 『佐賀牛』は格付け基準からもわかるように、赤身の中に見られる霜降りの脂肪の多さが特徴です。肉付きの良さと、肉質の繊維の細かさ、この中にきめ細やかに脂肪が入った牛肉で、その中でも特に霜降り具合が細やかで美しいものは”艶さし“と呼ばれています。ステーキやしゃぶしゃぶなど、甘くてコクのある旨味を楽しむことができます。 石垣牛 『石垣牛』は2000年の沖縄サミットの晩餐会でメインとして使用され大絶賛され、全国的にも有名となりました。希少価値の高さから“幻の石垣牛”とも言われています。 『石垣牛』の格付けの基準は非常に細かく ・八重山郡内で20ヶ月以上飼育されていること ・黒毛和種のメスか、去勢済みのオスであること ・メスなら24〜40ヶ月 去勢済みオスなら24〜35ヶ月飼育されたもの となっており、その中でも肉質が、5等級か4等級であれば特選石垣牛、3等級か2等級であれば銘産石垣牛と呼ばれます。 八重山郡は、那覇市と台湾の間にある石垣島から少し離れた小さな島で、ハワイとほぼ同じ緯度に位置する南国の島です。 『石垣牛』は南国の温暖な地域でストレスを感じずに育って行きます。その環境が肉質にも影響を与えています。石垣の牛は仔牛の時からしっかりと草を食べるため、胃袋が大きく足腰のしっかりした丈夫な牛に育ちます。そのため、『石垣牛』の肉質は、脂肪が多すぎずさっぱりしたものとなり、それに加えて甘みを感じる、風味豊かなコクを楽しむことができます。 お気に入りのブランド牛に出会ってくださいね! その他 注目の牛肉! ippin-gourmet.comブドウが決め手の「甲州ワインビーフ」 | 逸品グルメ-IPPIN-http://ippin-gourmet.com/ippin-food/1030えっ、ワインを飲ませて育てるの?酔っ払いの牛!? と、思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。 果樹王国山梨が生み出したブランド牛「甲州ワインビーフ」は、どのように飼育されているのでしょうか。 「甲州ワインビーフ」とは ippin-gourmet.comとろける旨み「とちぎ和牛」 | 逸品グルメ-IPPIN-http://ippin-gourmet.com/ippin-food/1001「とちぎ牛」とは 栃木県で育てられた和牛のなかで、最高の肉質、特に厳選されたものに許され、枝肉格付けがA・Bの4等級以上に格付けされるものが「とちぎ牛」です。 国内で毎年開かれる肉用牛枝肉の共進会の中でも最も権威が高いとされる"2009年度全国肉用牛枝肉共励会"で「とちぎ和牛」が初めて第1位の名誉賞を受賞されています。 ippin-gourmet.com自然が育てた、風味豊かな「あしたか牛」 | 逸品グルメ-IPPIN-http://ippin-gourmet.com/ippin-food/946愛鷹と書いてアシタカ 静岡県東部の愛鷹(あしたか)山麓裾野に広がる広大な緑地。富士箱根伊豆国立公園に囲まれた絶好の環境。 この地で丹精こめて育てられた牛の中でも特に風味豊かで、柔らかい肉質を有する厳選された牛肉を「あしたか牛」と称されています。