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食材紹介

栄養価の高さで注目が集まる、日本人の祖先も食べていた古代米とは?

皆さんは古代米をご存知でしょうか?

近年、巷では健康志向の高まりから、古代米や雑穀米への注目が高まっています。

今日は古代米の魅力とその食べ方をご紹介いたします。

まだ古代米を食べたことがない方は必見です。

古代米とは?

「古代米」とは稲の原種である野生稲の特徴 (※1)のことを言います。

背丈が長く、冷害や干ばつなどにも強いのが特徴です。

日本の稲作は、縄文時代に中国から伝来し、日本でも始まりました。この頃作られていたのは、私たちが食べている「白米」ではなく、色素を含んだ「赤米」や「黒米」。現代の私たちが食べている「白米」が日本で食べられるようになったのは、奈良時代であると言われています。精製された白米を食べていたのは貴族階級の人たちだけでした。(※2)白米は庶民では手が届かない、大変貴重で効果なものだったのですね。

現在では白米が主流となっており、古代米は耳にしたことがない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし古代米にはたくさんの栄養が含まれているのです。

※1 参考:農業総合研究センター水田農業試験場

古代米の種類と栄養

古代米には種類があり、それぞれ特徴があります。

以下では古代米の特徴とそれぞれの栄養分について見ていきましょう。

黒米

黒米は、日本のお米のルーツと言われている品種です。最大の特徴が「色」です。この色の正体は「アントシアニン」。ポリフェノールの一種で、「ガン予防」や「視機能改善作用」などの健康効果が期待されています。

赤米

赤米と一緒に白米を炊くと、ほんのりと赤い色に染まることから、赤飯の起源になったと言われています。赤米の特徴は「タンニン」です。タンニンはポリフェノールの一種で、抗酸化力があることで知られています。タンニンは他に緑茶やワイン等にも含まれ、アンチエイジングを目的として食べられることが多いです。(※5)

古代米の用途

古代米の中でも、黒米は主食として食べるだけでなく、様々な用途に使われています。

食酢や酒の原料となったり、パン生地に練りこんで使われることもあります。

食品以外にも、黒米の特徴である自然の色素を利用して染料として使われたり、リースやドライフラワーとして使われることもあります。

祖先が作っていた古代米は、現代の私たちにも多大なる恩恵を与えてくれているのですね。

古代米は現代人の健康を守る?!

栄養価が高いことで注目を集めている古代米ですが、具体的にどのような健康効果が期待できるのでしょうか?

目の疲労回復

黒米に含まれているアントシアニンには、視機能を回復する効果が期待されています。パソコン・スマホの利用で目の疲れを感じている方は、食事にアントシアニンを取り入れてみるのもよいですね。

肉体疲労の回復

黒米には、ビタミンB1が多く含まれています。ビタミンB1は、糖質の代謝をサポートしてくれるので、肉体的な疲れを感じた時におすすめです。
にんにくやニラ、たまねぎなどに含まれる「アリシン」と一緒に食べると、さらに効果はアップします。疲れ気味の方におすすめです。

不足しがちなミネラルの補給

黒米には、ビタミンのほかミネラルがバランスよく含まれていることが特徴です。ミネラルの必要量は微量ですが、私たちの代謝をサポートしてくれる働きを持っています。
人の汗からは水分以外にミネラルも含まれています。運動等で汗をかいたときや、暑い夏の時期は積極的にミネラル補給をしていく必要があります。


古代米を美味しく食べるために

古代米は、普段の白米に少し加えるだけで美味しく食べることができます。

古代米を使うからといって、特別な手間や方法は必要ありません。

初めての方は、いつもの白米に小さじ1杯の古代米をプラスしていつも通り炊飯を行ってください。

うっすらと色づくことがありますが、味はほとんど変わりません。ふっくら、炊きたての古代米をぜひ試してみてください。

古代米の販売店・通販可能な仕入れ先の紹介

せーちゃん農園 (株式会社石田農園)

古代米のうち、黒米、赤米それぞれを販売しているのがせーちゃん農園です。

生産者の石田精一さんは自然栽培を心掛けられており、食材の生産から加工まで一貫して行っています。

なお逸品グルメからでも購入が可能です。

Mマート

農産市場、『Mマート』でも様々な産地の古代米が販売されています。赤米や黒米はもちろんのこと、選べる雑穀シリーズなど、豊富なバリエーションが取り揃えられています。

結びに

白米に古代米をプラスするだけで、栄養価をアップさせることができます。

また食感をより楽しむことができ、食事は継続することで、その食品の健康効果を感じることができます。

いつものメニューに、是非古代米をプラスしてみてはいかがでしょうか?

今回参考にしたサイト様

農林水産省こどもそうだんページ

マイナビ農業

米穀安定供給確保支援機構


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