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食材紹介

夏が旬の花オクラ。とろり食感がクセになる、黄色い花びらの魅力

花オクラは別名トロロアオイとも呼ばれる中国原産の植物です。実ではなく花を食べるために改良された品種で、7月から9月頃に直径20センチ前後の大きな黄色い花を咲かせます。食用花というと、彩をよくするための飾りといったイメージが強いですが、「花オクラ」はオクラの風味とヌメリのあるのが特徴で、見た目の鮮やかさだけでなく食べても美味しいところが大きな魅力です。

花オクラは花ゆえに日持ちはしませんが、冷凍保存が可能です。

今回は夏ならではの食材として、「花オクラ」の特徴やおすすめの食べ方、レシピなどを紹介していきます。

花オクラとは?

花オクラ(トロロアオイ)はアオイ科トロロアオイ属の一年草。

草丈は約1~1.5メートルで、夏になると同じアオイ科のハイビスカスに似た大きな黄色い5枚花を咲かせます。実を食べる一般的なオクラも花を咲かせますが、それよりも2倍以上大きく、直径は20センチ前後です。この花は朝に咲くと夕方にはしぼんでしまう一日花のため市場に出回ることが少なく、主に直売所や道の駅などで限定的に販売されたり、家庭菜園などで親しまれています。

花オクラも開花後には実をつけますが、こちらは硬くて食用には向きません。根の部分には粘液があり、和紙の原料(粘着剤)や漢方薬の材料などに使用されています。

花オクラの栄養価と効能

花オクラはオクラの実と同じようにヌメリ成分があり、ペクチンやムチンといった水溶性食物繊維を豊富に含んでいます。ペクチンは血糖値の上昇を抑えたり腸の働きを整える作用があります。ムチンは胃の粘膜を保護し、たんぱく質の消化吸収を助けます。いずれも水溶性のため、調理の際に茹ですぎると成分が水に溶け出してしまうので注意しましょう。

花オクラの下処理

花びらは傷みやすいので、食べる直前にガクと花芯を取り除きます。
※可食部は花びらのみです。

花の中に蟻や小さな虫がいる場合があるので、花びらを軽く振るってから、ボールに張った水の中にくぐらせるようにして洗い、水気をとって使用します。 (ガクには小さなトゲがあるので注意してください)


花オクラの食べ方・おすすめレシピ

花オクラは生だとシャキシャキした食感、加熱するとトロっとしたヌメリが強くなります。オクラの実と同じような感覚で、大きな花びらの色と形状を活かすようにして調理するとよいでしょう。

巻いてサラダに

ロースハムや生ハムなどで花オクラをくるりと巻くだけ。 逆に、花オクラの花びらで具材を巻いて、生春巻き風にしてもおしゃれです。 オクラの実やきゅうり、シソの葉など、ヌメリと食感、香りを楽しめるようにすると、夏の涼しげな一品になります。

▼おすすめレシピ(くっきんぐまみー様)

花オクラのお浸し

花オクラを色鮮やかに茹でるためは、お湯に酢を少量入れるのがポイントです。 茹ですぎないよう注意し、冷水に入れて素早く熱をとってあげるとよいでしょう。 醤油や味ぽんをかけたり、三杯酢などに浸けても美味しいです。

▼おすすめレシピ(ローラlove 様)

花オクラの天ぷら

花びらを大葉のように一枚ずつ広げて揚げます。 花ごと揚げたい場合は、ガクの部分を手で剥いて取るとよいです。(雌しべも取り除きます)

▼おすすめレシピ(家庭画報.com 様)

花オクラの手まり寿司

花びらの形状を活かして、手まり寿司に。 オクラの輪切りやイクラなどをトッピングしても可愛いです。

▼おすすめレシピ(jamkichi様)

花オクラの保存方法

花オクラは傷みやすいので、冷蔵庫で保存し、2~3日以内に食べましょう。 花オクラを色鮮やかに保存するためには、冷凍保存がおすすめです。

ガクと花芯を取り除き、密封袋などに入れて冷凍します。(保存目安:約2週間) 使用する際は、凍ったまま茹でれば大丈夫です。

花オクラの仕入れ先

うえだファーム(兵庫県)

うえだファーム

朝早く開花直前の新鮮な花びらを摘み取ってパッキングし、冷蔵宅配便で宅配をしてくれます。毎年8月頃から収穫完了までの間に順次発送しています。 年初から予約の受付を行なっています。

有限会社カネマツ物産・カネマツ倶楽部(長野県)

有限会社カネマツ物産

季節の野菜、季節の果物、野菜を使ったオリジナル商品などを豊富に取り揃えています。 飲食店向けの販売にも対応しています。

株式会社 ヤマテ(東京都)

・株式会社 ヤマテ(東京都)

業務用青果卸専門会社です。外食産業等へ青果物などの納入業務を行っています。 配送可能エリアは全国都市部 (東京、埼玉、神奈川、千葉、茨城、大阪、名古屋、札幌)で行われています。

結びに

一般的なスーパーなどではあまり見かけることのない花オクラですが、暑さや病害虫に強いため栽培しやすく、家庭菜園のできる花野菜としても人気です。花オクラは一日花ですが、食べきれないほどの花を次々に咲かせてくれます。自家栽培した食材を料理に取り入れることは、お店にとっても大きな魅力です。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

<参考サイト様>

花と野菜と健康と 様
赤毛農園の直売所 様
ペンションぽっかり雲 様
【かぎけんWEB】様
株式会社よしかわ杜氏の郷 様
【試行錯誤の家庭菜園】様
たびするカラダ 様
BOTANICA 様
高木農園 様
あんな話こんな話 様

(順不同)


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