山梨のブランド牛。ブドウが決め手の「甲州ワインビーフ」
えっ、ワインを飲ませて育てるの?酔っ払いの牛!?
と、思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
果樹王国山梨が生み出したブランド牛「甲州ワインビーフ」は、どのように飼育されているのでしょうか。
「甲州ワインビーフ」とは
山梨県甲斐市の標高1000mほどにある『小林牧場』というところで「甲州ワインビーフ」は飼育されています。
山梨県の特産であるブドウはワインを作りに欠かせませんが、そのワインを作る過程で出るブドウの搾り粕を独自に発酵させ、飼料の一部として与えて育てたのが「甲州ワインビーフ」です。ブドウ粕以外には、トウモロコシ、おから、麦など、安心の飼料を与えるそうです。
ブドウから出る搾り粕には、良質な食物繊維が大量に含んでいるとともに、ポリフェノールに代表される機能性物質が豊富に含まれています。それに酵素の働きにより肉質が改善され牛肉のうまさを引き出すだけでなく、ポリフェノールの効果も有効であるため健康や美容にもいいとされています。
黒毛和牛の肉質に近く、霜が入りすぎない赤身は、キメ細かくほんのりと甘みがあり、旨みを味わった後の鼻に抜ける香りまで美味しく感じる事ができます。柔らかくとろけるような牛肉ではなく、噛むたびに美味しくなる赤身の旨味を堪能していただけます。
「甲州ワインビーフ」を使った料理
「甲州ワインビーフ」の食べられるお店『南青山 リヴァ デリ エトゥルスキ』