この夏必見。日焼けを予防する効果がある食べ物をご紹介します。
7月に入り暑い日が続いています。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
この時期になると日差しも強くなり、やはり気になってしまうのは日焼けです。短時間でも外に出ると日焼けしてしまいますよね。日焼け対策には、もちろん日焼け止めが効果的ですが、体の内側から肌を守り、日焼けの対策ができる食べ物もあるのです。
この記事では日焼け対策として、“日焼けの前後に食べたいもの”、“日焼け前に食べておきたいもの”、“日焼け後に食べると良いもの”をご紹介します。
目次
なぜ日焼けをすると肌は老化するの?
肌は紫外線から守るために、メラニンという物質を作ります。これが日焼けやシミの原因です。メラニンよりもさらに肌の老化を進める物質として「活性酸素」があります。
この活性酸素はメラニンの生成と同時に作られ、健康な細胞を攻撃してしまいます。その結果、しわやたるみなどの肌の老化につながってしまうのです。
ここからは、活性酸素が肌を老化させるメカニズムを詳しくご説明します。
肌の老化のメカニズム
紫外線を浴びるとメラニンと同時に作られる活性酸素。活性酸素は健康な細胞を攻撃し、細胞自体を壊してしまいます。その結果、老化現象が起きてくるのです。
これは、鉄が酸素と結びつくとサビて黒く変色したり、バナナを放置して黒い斑点ができることと同じ現象です。それが、体内で起こっているのです。
日焼け対策に効く栄養素は…
肌の老化の原因となる物質を作ってしまう日焼け。怖いですね。ここからは、日焼けを体の中から予防するために、摂取したい栄養素をご紹介します。
ビタミンC
ビタミンCには抗酸化作用があり、体内に生じてしまう活性酸素の働きを抑制する効果があります。
また、日焼けをして黒くなる原因の、メラニン色素の発生を抑え、シミ、ソバカスを予防するはたらきがあります。
ビタミンE
ビタミンEは活性酸素の発生や除去をする働きがあります。また、血行を良くし、皮膚の代謝を高め新しい肌を作る効果が期待できます。
ビタミンA
ビタミンAは抗酸化作用を持つため、活性酸素の働きを抑える効果があります。さらに、皮膚の粘膜を健康に保つ効果があります。
リコピン
リコピンは抗酸化作用が非常に高く、さらにメラニンの生成を抑える効果もあるので、日焼け対策おすすめです。肌のダメージ回復にも効果的です。
日焼け前後に食べると良い食べ物
ビタミンC、E、A、リコピンを含む食べ物といいえば “トマト” です。
全ての栄養素が含まれており、日焼け対策に効く栄養素を効果的に摂取することができます。
特におすすめなのが、トマトジュースです。リコピンはトマトを加熱、加工したほうが吸収率が上がります。トマトジュースはトマトを粉砕した後、加熱殺菌されているのでリコピンの吸収がよい状態で飲むことができます。
日焼け前に食べると良い食べ物
いちご
ビタミンCを豊富に含みます。大き目のいちごを4~5粒程度を目安に食べるとよいですよ。
アセロラ
アセロラはビタミンCが多いため、活性酸素の除去やメラニンの生成を抑制する効果が期待できます。アセロラジュースは手軽に取り入れられるのでおすすめです。
日焼け後に食べると良い食べ物
にんじん
βカロテンを多く含む野菜です。βカロテンは、体に取り込まれるとビタミンAに変化して、その効果を発揮します。特にシミやシワの対策としておすすめです。また、リンパの流れを良くし老廃物を排出してくれる効果もあります。
アボカド
ビタミンEを豊富に含んでいます。ビタミンEは、日焼けによる肌のダメージ回復に効果が期待されています。ミネラルや食物繊維も豊富ですが、脂質が多いため、食べすぎには注意しましょう。
ブロッコリー
ビタミンC、βカロテンを多く含む緑黄色野菜です。日焼けのダメージ回復を促進する働きがあります。
【特集】旬の夏野菜をご紹介
夏に旬を迎える野菜には、日焼け予防・対策に効果のある栄養素を多く含んでいるものがあります。詳しくはこちらをご覧ください。
結びに
日焼け対策として様々な食品をご紹介しました。日焼けは、女性のみならず男性は子供たちにも対策が必要です。日焼け止めクリームや日傘などと併せて、食事からも紫外線対策を考えてみませんか?