逸品グルメ-IPPIN-

湘南のお米!神奈川生まれの「はるみ」

神奈川県は農地が少なく、お米の収穫量は47都道府県中45位。神奈川県でお米が作られているイメージは、あまりないかもしれません。 しかし、実は、新潟県産のコシヒカリや秋田県産あきたこまちと同じ「特A」ランクに認定されたお米が栽培されているのです。その名は「はるみ」。 平成28年産、29年産の2年連続で「特A」ランクに選ばれたお米、はるみをご紹介します。

「はるみ」は苦節20年。平塚の民間企業が開発したお米

以前は、神奈川県で最も多く作られていたのは「キヌヒカリ」と呼ばれる品種でした。 しかし、現在では「はるみ」の出荷量が最多となっています。このはるみ、実は神奈川県平塚市で生まれたお米なのです。

はるみの生まれた「平塚」ってこんなところ

平塚は神奈川県のほぼ中央部、相模平野の南部にあります。江戸時代は東海道五十三次の宿場町として栄え、明治時代には鉄道が通り、平塚駅を中心に発展してきたとされています。 実はこの平塚、大山を水源とした豊富な水や適度な寒暖差、風通しのよさなど、米作りに適した環境がそろう土地なのだそう。

特Aランクに認定された「はるみ」

はるみは、平塚市にある全農営農・技術センターが19年もの歳月をかけて開発したお米で、コシヒカリとキヌヒカリを掛け合わせたもの。神奈川県で作られたお米としては、初めて特Aランクに認定されたお米です。冷めても硬くなりにくく、おいしく食べられるのがはるみの特徴です。 はるみは、2016年に神奈川県の水稲奨励品種に決まり、現在まで普及が進められてきました。民間が開発したお米が奨励品種になったのは、実はこれが初めてのこと。 「はるみ」という名前の由来は、平塚のある湘南の晴れた海から。響きがよく、親しみやすいのがポイントです。 神奈川県では、もともとは「キヌヒカリ」と呼ばれる品種が多く栽培されていました。キヌヒカリは収穫量が多く、育てやすい品種だそうですが、収穫時期に雨が多いと、稲穂から発芽してしまうそう。このデメリットを克服するために、穂から発芽しにくいコシヒカリを掛け合わせたのだとか。 育てやすさと、コシヒカリのおいしさを合わせ持つお米が、はるみです。

お米のランキング「特A」って何?

ところで、お米の味のランク「特A」とは何でしょう。 米を食べた時の味わいのランキングは、一般財団法人 日本穀物検定協会が行っている「食味試験」によって決められています。 米の食味ランキングは、昭和46年産米から始まりました。「特A」ランクは平成元年に設定され、いずれも歴史が長いランキングです。 ランキング試験は、炊飯したごはんを食べる「官能試験」という方法で行われます。外観や香り、味、粘り、硬さといった項目について、実際に食べてみて評価します。 基準になるのは、複数産地のコシヒカリのブレンド米です。基準と比較した時に、同等のものが「A’」、基準よりも特によいものが「特A」とされます。もちろん、基準以下のランクも存在します。 はるみは、多くのおいしいお米を食べる審査員の舌を納得させた、おいしいお米なのです。

おいしくて、強い!はるみのよさは味だけじゃない

はるみは、夏の暑さに強く、倒れづらいという特徴を持つお米です。九州の試験場で、高温に強いという評価も得ています。しかも、育ちがよく、肥料が少なくてもよく育つとか。 育てやすさでも、コスト面でも、農家の方にやさしいお米なのです。実際にはるみを育てている農家の方は、はるみを育てるのが難しいとは感じていないそう。 猛暑を乗り越え、味もよい、強いお米。まさに理想のお米と言えそうです。

お米そのものを味わって。はるみのおいしい食べ方

炊いたはるみは、粘りはやや弱く、水分が多くあふれ出し、甘みがあります。おかずと一緒に食べるというよりも、ごはんそのものを味わう食べ方がおすすめです。 また、チャーハンのような、パラパラとした食感に仕上げたい料理にはあまり向かないでしょう。 冷めても硬くなりにくく、おいしく食べられることから、おにぎりやお弁当など、時間が経ってから食べる場合にもおすすめ。 炊きたてなら、卵かけごはんのようなシンプルな食べ方で、おいしくいただきましょう。

はるみを食べてみたい!買えるのはココ

神奈川県のお米の生産量が少ないことからご想像できるかもしれませんが、はるみの生産量は、それほど多くはありません。生産量が増えてきているとはいえ、インターネットなどの通信販売で出回る量は、まだまだ少ないようです。 「Shonan 米 Life」で購入可能! 「Shonan 米 Life」は湘南の伝統をルーツとし、新たな時代を自分たちの手で創造するプロジェクトです。 その一環として、二百年の伝統を継承する湘南の農家から米作り、歴史的な背景を学び、現代流にアレンジし実践しています。