最近、話題の「豆苗」って何?
最近、聞く機会の増えた「豆苗」。
スーパーでも多く見かけるようになっています。
しかしながら…
「豆苗」って何?
“何の豆なの“、“体にいいの?”と思う人も多くいるのではないでしょうか。
「豆苗」とは?
この「豆苗」、エンドウ豆の若葉(新芽)と茎なんです。
かいわれ大根のような姿で、細長い茎の先に緑色の小さな双葉があり、栄養価が高いのが特徴。
エンドウ豆の特有の香りと甘みがほんのりとして、シャキシャキとした食感です。
「豆苗」の特徴
抗がん作用や動脈硬化の予防に効くβカロテンがほうれん草などよりも多く、体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そしてのどや肺などの呼吸器官系統を守る働きがあると言われています。
また、新陳代謝の働きを助けるビタミンB群や、カルシウムを骨に定着させたり、血液を凝固させる成分の合成にも関わっているビタミンK、DNAの合成や調整、正常な細胞の増殖を助ける働きをする葉酸など、食感の良さとともに栄養価が高い点が魅力の一つです。
豆苗をはじめとするエンドウ豆の実は、多彩な顔で食卓に登場しており、用途によって様々な品種が栽培されています。
「サヤエンドウ」…若いサヤごと食べる。
「グリーンピース」…一般的に、未成熟の身を食べる。
「赤エンドウ」「青エンドウ」…みつ豆や甘納豆に使用される。
このように、「豆苗」が甘く、ほんのり豆の香りがするのは、サヤエンドウの特徴のためだったのです。
調理に手間がかからず、栄養価が高く、価格が手頃な点も、近年人気のひとつですね。