夏野菜 『枝豆』は豆じゃない!?

『枝豆』は何の豆??

 意外と知られているようで、そうでもないような…。『枝豆』は、まだ完熟していない“大豆”です。『枝豆』を収穫せずに、そのまま育てると、サヤが徐々に茶色くなり、水分がなくなってきて、その中を取り出すと、それが“大豆”になるということです。収穫時期はだいたい『枝豆』は3ヶ月、大豆は5ヶ月です。現在、皮の色やうぶ毛の種類から“白毛豆(青豆)”、“茶豆”、“黒豆”に分けられ、品種によって特徴が異なり、400種程度あるそうです。『枝豆』は放っておくと大豆にはなりますが、大豆には大豆の、枝豆には枝豆に適した品種があるので、それぞれ栽培、収穫しています。

『枝豆』は豆じゃない!?

 かなり意外かもしれませんが、『枝豆』は実は豆ではありません。それでは、何だと思いますか…?
 一般的に、豆が完熟していない場合その植物は“野菜”に分類されます。豆は、完熟していない状態だと、野菜に多く含まれているビタミンCやその他の栄養素が、豊富に含まれています。この点からも、やはり『枝豆』は“野菜類”になるのです。同様に、サヤエンドウやサヤインゲン、ソラマメなども“野菜類”に含まれます。
 大豆は完熟した豆なので“豆類”に含まれます。不思議ですね。

『枝豆』とビールの相性は栄養面でも抜群!

 ビールのおつまみと言えば…『枝豆』は相性がいいですよね。実は、栄養面でもバランスのとれた組み合わせなのです。『枝豆』には、アミノ酸の一つであるメチオニンが含まれており、これがアルコールの分解を促進し、二日酔いの予防や、肝臓・腎臓を守ります。
そのほか、ビタミンB1やビタミンCも豊富に含まれているため、代謝をスムーズにし、肩こりや、疲労回復などの作用もあります。夏バテ予防にも効果あり!

大豆には含まれていない『枝豆』の栄養

 大豆は“畑の肉”とも呼ばれるほど、豊富なタンパク質を含んでいます。『枝豆』も、同様にタンパク質を含み、そのほかカリウム、ビタミンB1、ビタミンB2、糖質、脂質を豊富に含み、大豆には含まれていない“ビタミンC”もしっかりと含まれています。葉酸も含まれており、成長促進や貧血予防、美肌効果などにも期待できます。

『枝豆』は日本発祥のファストフード

 『枝豆』は奈良時代から、現在と同じように塩茹でして食べていたそうです。江戸時代になると、枝についたまま塩茹でされた『枝豆』が露店で販売されていたそうです。
 『枝豆』は昔から日本で愛されていた食べ物で、その後アジアに広まり、現在ではアメリカの辞書に“edamame”と掲載されているほど、世界で愛されています。

 食べ始めると、ついつい止まらなくなる『枝豆』。夏バテ予防になるほど、栄養も豊富です。暑い夏、『枝豆』を食べて乗り切りましょう。

【特集】旬の夏野菜をご紹介

【特集】旬の夏野菜をご紹介