イカ界のトップ『スルメイカ』

『スルメイカ』の“スルメ”ってどんな意味?

平安時代の頃、墨を吐くイカやタコたちは、“墨を吐く群れ”だと言われていました。それが変化して“墨群れ(スミムレ)”と呼ばれるようになり、スミムレ→スミレ→スルメと変化した、という説が有力です。当時は、干したタコのことも“スルメ”と呼ばれていたそうです。

『スルメイカ』とは…

 日本近海で生息しているイカは約80種類以上生息しているそうです。そのなかでも、イカの総漁獲量の40%を占め、最も多く漁獲されているのがこの『スルメイカ』。
 イカのなかのイカ、真のイカということから「マイカ」とも呼ばれ、寿司や刺身などの生食以外にも、塩辛やさきいかなどの加工食品としても、一般的に最も馴染み深いイカの一つではないでしょうか。
 そんな『スルメイカ』の旬は5月〜9月。低脂肪、低カロリー、高タンパク質でヘルシーな食材であり、また、タウリンも豊富に含まれるため、肝機能を高める働きがあるともいわれています。

函館のスルメイカ

 ご紹介するのは『スルメイカ』の中でも、身が透明で食感がシャキシャキしている「函館のスルメイカ」です。
 例年6月1日には、南北海道海域の「スルメイカ」漁が解禁となり、これからがまさに旬の時期を迎えます。
 約1年をかけて日本海沿岸を海遊する「スルメイカ」は、山陰で産卵、孵化して日本海流や黒潮に乗って北上、豊富なプランクトンを食べ、荒波に揉まれながら育った『スルメイカ』は津軽海峡に進路をとり、成熟した状態で6月頃に函館へ到着します。
 “函館といえばイカ”、函館が“イカの街”と呼ばれる理由はここにあったようです。

 函館のスルメイカは食感がシャキシャキして噛むほどに甘みが増す逸品。独特の臭みや粘り気もなく、さっぱりとした味わいと、軽快な歯ごたえはクセになります。
 イカわたを醤油に溶かして、つけて食べればまた絶品。
 「函館のスルメイカ」を見かけた際には、ぜひご賞味ください。

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