夏野菜 『キュウリ』のここがスゴイ!


サラダにキュウリが入っているとパリパリした食感が楽しめますよね。
 『キュウリ』はウリ科キュウリ属のつる性一年草、およびその果実のことをさします。一般的に食用とする『キュウリ』の部分は、果実なんですね。昔は熟した実を食用としていたそうですが、甘みがあまりないため、現在のように未熟な状態の実を食用としています。熟すと黄色い実になるそうです。インド北部のヒマラヤが原産で、日本には平安時代から栽培されています。『キュウリ』は漢字で“胡瓜”と書きますが、“胡”という字は、シルクロードを渡ってきたという意味をもつそうです。
そんな、夏野菜『キュウリ』のスゴイ一面をご紹介します。

『キュウリ』はギネス記録をもっている!

 『キュウリ』はある項目で、ギネスブックで世界一になっているんです。それは、“世界一栄養のない野菜”です。なんともコメントしづらいのですが、『キュウリ』は野菜の中で栄養素が少なく、水分が90%でできています。逆に“世界一カロリーの低い野菜”でもあり、他にも注目すべき点はあります!

『キュウリ』の水分量

 『キュウリ』の成分の90%以上は水分です。その他に、カロテン、カリウム、ビタミンや食物繊維、ミネラルなどの栄養素も含まれていますが、他の野菜と比べると非常に微量です。100gあたりのカロリーは14カロリー。けれど、『キュウリ』は夏野菜として、必要な機能を持っています。それは、体を冷やす効果です。豊富な水分を含んでいるため、体の内側から体温を下げてくれます。クーラーで体を冷やしすぎて、体調が悪くなる、なんてことのないように『キュウリ』を食べて快適に過ごしましょう。

『キュウリ』の効能

 『キュウリ』にはカリウムが含まれており、その量は『キュウリ』1本あたり、1日の必要な摂取量の10%にあたります。カリウムは利尿作用があるため、むくみの予防や改善、また、カリウムはナトリウムの排出を促すので、高血圧の予防にも効果的です。その他、解熱作用、がん予防や、『キュウリ』の青臭さの元になる“ピラジン”という成分は、血液をキレイにする効果があり、動脈硬化の予防、心疾患や脳血管疾患の予防にも役立ちます。また、カロリーが少ないのでダイエット効果にも期待できそうです。

『キュウリ』の注意点

 『キュウリ』には気をつけないといけない注意点があります。それは、『キュウリ』にはビタミンCを破壊する“アスコルピナーゼ”という酵素が含まれているという点です。なんと、これにより、キュウリと一緒に料理した食材に含まれるビタミンCも壊して、摂取できるビタミンCの量を減らし、吸収しにくくさせてしまいます。非常に厄介ですよね。トマトとキュウリを一緒に食べたら、トマトのビタミンCが摂取されにくくなってしまいますよね。でも、大丈夫です。酵素は熱と酸に弱いので、加熱するか、サラダにするときにはレモンやお酢などの、ドレッシングを使用しましょう。…しかし、近年の研究で、もちろん『キュウリ』にはビタミンCを壊す酵素が認められているものの、胃の中でまた元のビタミンCに戻るという結果も出ています。ですから、あまり気にせず、サラダにはドレッシングをかけて美味しく食べましょう!ということです。

 このように、『キュウリ』には、夏野菜として活躍する効果がたくさんあります。暑い日には『キュウリ』を食べて、体の内側から涼しくなりましょう!

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